店舗兼住宅を住宅にフルリフォーム

2022/04/06

福井市の市街地にある築約３０年の店舗兼住宅のリノベーションを行います。

１階は鉄筋造り。ご両親が薬局・薬店の店舗を営んでいました。

２階・３階は木造。ご両親・施主様ご夫婦・お子様の３世代の住宅でした。

リフォームまでの経緯

　　①　薬局・薬店は「大型店の出店」・「ご両親の高齢化」による閉店から約８年を経過し、１階店舗は物置状態となっていたこと。

　　②　外壁の経年劣化による雨漏りで外壁が落下（ブルーシートで仮補修）するなどが発生したこと。

　　③　ご両親の高齢化と引退・お子様の独立により、今では施主様ご夫婦だけになったこと。

　　などから、２階・３階は解体撤去し１階のみに減築リフォームする断捨離に踏み切ったことでした。

工事請負までの経緯

　　施主様は「既存建築を１階のみに減築」を希望していました。しかし、「建設業者」からは「全壊・新築」の提案がされました。

　　そこで、弊社が「施主様のご希望に沿った提案」を行いました。

　　その結果、ご工事依頼をいただきましたのでご紹介させていただきます。

こちらの建物は間口が狭く、奥行きの長い建物です。

作業用足場は、「お隣の住宅」と「隣接する駐車場」の一部をお借りして設置させていただきました。

安全に解体工事を行います。

解体は重機搬入が困難なため、重機解体ではなく人海戦術で行います。

屋根の解体がほぼ完了した状態です。

屋根部分は解体できました。

次に３階部分から外壁（ＡＬＣ）板を取り除いています。

一枚がとても重いため慎重な作業になります。

３階部分の外壁・内壁の解体ができたところです。桁や柱だけになり外の様子が見えています。

順次、貫・幹桁・柱なども取り除いて解体作業を行っています。

２階部分も同様に解体作業を進めて行きます。

足場シートで見にくいですが、２・３階部分の解体が完了し、平屋状態となりました。

１階部分は鉄骨造りなので、屋根の傾斜を緩やかにした雪下ろしをしない高齢者にも優しい建物にします。

屋根造作の様子です。

今後、屋根には防音材シートを敷き、ガルバリウム鋼板を施工の予定。

これから、ご夫婦だけのための小スペースで、最大限に有効活用できるコンパクトリフォームを行っていきます。

これ以降の内部造作の様子は次のブログにアップします。